Our Service独自のパターン設計

「快適性」「フィット性」「運動性」を兼ね備えた、
独自のパターン理論“サイドサポート設計”

【運動性】日常の動きに連動 【快適性】圧迫感や違和感がない 【フィット性】第二の皮膚のような密着感
3つのファクターを叶える“サイドサポート設計”
人体の骨格や厚みを考慮し、
脇からボディを支える独自のパターン理論

一般的な構造のブラジャーでは、身体の前後方向に力が掛かるため、どうしても圧迫感が生じてしまいます。

そこでカドリールニシダでは、人体の骨格や厚みなどを考慮し、脇からボディを支える独自のパターン理論を開発しました。左右方向に力が掛かるため、圧迫感が少ない快適な着け心地を実現、しかも動きやすくズレにくいという理想的な構造となっています。

Special InterviewSpecial Interview

カドリールニシダでは、圧迫感や違和感のない〈快適性〉、第二の皮膚のように密着する〈フィット性〉、日常の動きに連動する〈運動性〉に優れたファウンデーションづくりを目指しています。「この3つの1つでも欠けてはならない」とデザイン室顧問の今井きよみは言い、当社デザイン室の歴史を振り返ります。

世界に類を見ない設計技術と徹底的なこだわり

当社と他社の大きな違いは作り方の過程にあります。国内でも欧米でも、多くのメーカーは、標準となるボディに立体的に紙を貼り付け、平面に切り込みを入れて型紙に落とし込んでゆくという作り方をしているようです。

一方、当社では図学 = 図法幾何学を用いて、最初から平面上で製図し、そこからバランスを図るための模型を作り、試行錯誤します。この“バランス”の取り方こそがとても難しい工程で、時には4~5年かかることもあります。

他社にはない作図による設計技術と、執拗ともいえるこだわりこそが、当社のものづくりのキーポイントですが、これを確立したのが黎明期のデザイナー・堀江昭二でした。

デザイン室顧問今井 きよみ

伝説的デザイナー・堀江昭二がつくりあげた原型

堀江昭二は下着デザイナーとして西田清美会長とは旧知の仲でした。以前には船舶のインテリアデザインを手掛けていたという異色の経歴。下着デザイナーへと転身した後にも特許を取得するなど、業界内で有名な存在でした。

昭和49(1974)年入社、「作れば売れる」時代に、図面の研究に没頭し、現在のカドリールニシダの基幹となる下着の原型を完成させます。

現・デザイン室顧問の今井きよみが入社したのは 1979年、今井30歳、堀江46歳の時です。その後、堀江が現役のまま76歳で亡くなるまで、今井は堀江の片腕となってデザイン企画室を支えました。お洒落ではあるけれど、いつもうつむき加減で眉根を寄せた、頑固な職人の面持ちの堀江。近寄りがたい雰囲気の堀江の机の向かいに自ら机を移動させた今井は、日々堀江の技術を見聞きして、徐々に堀江の信頼を得るまでに成長して行きました。

一時的な流行に惑わされず女性に支持され続ける優れた製品

堀江のたゆまぬ研究努力はある製品に昇華されます。昭和56年(1981)に下着メーカー・シャルレから依頼され、白紙の状態から企画し完成させた「キャナリー(現・C シリーズ)」というブラジャーです。
ノンワイヤー、フルカップ、ノンパッドながら、堀江の「サイドサポート理論」によってバストを美しく整えるこの製品は、発売開始直後から15年連続で年間100万枚以上を売り上げたことでギネスブックに登録され、現在も売れ続けています。

ワイヤーブラが主流の時代も、ノンワイヤーの「1枚もの(レース生地のみ)」にこだわった堀江。堀江の考えを継承する今井は「ある程度ごまかしがきく素材に頼っていると、難しいノンワイヤーを作る技術が落ちてゆくようにも思えます」と言います。

美しいシルエットの下着が美しいボディラインをつくります

パターンにとどまらず、デザイン、生地、縫製と、全工程にわたるこだわりは、堀江から今井、その後進へと受け継がれてきました。「プロの職人」としての堀江の DNA が培われたカドリールニシダの企画力は国内外で高く評価されており、スポーツブランドやイタリアのハイブランドからも開発を託されているほどです。けれども、現在の市場には、着け心地の悪い安価品、「機能」という名のもとに不要なパーツを付加した製品、身体を覆うだけの製品などが溢れ、「本物」が売れない時代になっていると今井は憂慮します。

シルエットの美しいものを着けることでボディラインは美しくなります。
カドリールニシダは、お客様に、快適で、動きやすく、美しい「本物」を見つめ直していただきたいと願っています。

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