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2021.11.11 | コラム《会社紹介》

伝えてきたもの 伝えてゆくもの #03

  • 平面と立体 ~ひとのからだをみつめて~

 

前回のコラムで触れたパターンの作成のしかた、そして立体裁断と平面製図。
今回は、我々がどのように人のからだのことを考えて立体と平面をとらえているのかをもう少し詳しくお伝えしようと思います。

ひとのからだはひとそれぞれ。また、からだは立体です。丸みもあり、筋肉や骨格の隆起もある。平面な場所はありません。

一般的なお洋服は、そんな巾と奥行きのあるからだのために、もともと平面だった生地をカットして、つなぎ合わせて立体的に組み立て、平面から立体にします。

そしてお洋服だけでなく、下着も、帽子や靴、(眼鏡?)、身に着けるものは全てこうして平面から立体になっています。わかりやすい例として鞄(身に着けるものではありませんが)のマチは奥行きを与え、平面を立体にしています。

それがひとのからだになると、もう少し(いえ、かなり)複雑になります。
例えば、女性の胴体でいうと、同じアンダーバストの寸法が70cmの人でも、横に体の幅が長く奥行のない胴体の形の人(俗に平胴[ひらどう]と言います)や、体の幅が横に狭くて、奥行がある形の人(こちらは丸胴[まるどう]と言います)もいます。

同じアンダーバスト70cmのひとでも見た目も全然違いますよね。

そんなサイズも形もいろいろな体型(立体)の方にできるだけ合うようにする型紙(平面)をおこす手法がいわゆる「ダーツ」と言われるものです。これは皆さんの身に着ける衣服(下着も含めて)必ず使われています。

例えばズボンではこの部分

つまり、立体物をつくろうとするとき、平面と平面のものが合わさるところにダーツが生まれていて、その平面の一つ一つがパターン(型紙)と呼ばれるものになります。

誰もが、「あのブラジャーのパターンは良かったから、着けていて楽なのに見た目もすごくきれいになった。」とか、「このズボンは、すごく足が細く長く見えて、『あれ?やせた?』と言われるの。」とかいうお気に入りの一品をお持ちだと思います。

私たちが作るブラジャーやインナーウェアが、お客様のそういったお気に入りになるように、平面と立体をひとのからだをみつめるなかで私たちは日々研究をし、世の中に製品として提供し続けています。

そして最後に大変珍しい(と思われる?)動画を公開します。この動画は私たちがブラジャーを作るとき、平面で作図したものがどのような立体になるかを模型にして確認しているところのほんの一例を撮ったものです。紙で模型を作ってそのバランス・形などを独自の視点から検証し、また製図をひく、ということを本当に何回も何回も繰り返してからやっと本物の材料を使ったサンプルづくりにつなげていきます。

ブラの模型

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