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2023.02.07 | コラム《海外拠点だより》

【ベトナム編】第3回 その後のホーチミンの街は…

 

カドリールベトナム株式会社
社長  正村  匡

2年前にカドリールニシダの海外生産工場の第2拠点であるカドリールベトナムに赴任。
これまでベトナム生活で感じたこと、従業員との交流を含めたカドリールニシダベトナム工場のこと、
現在の私の住むホーチミンや工場のあるドンナイ省の状況など、数回に分けて紹介します。

2020年初頭から世界中で蔓延したコロナウィルスにより、ベトナムも甚大な被害を受けました。それから2年が経った昨年2022年は、そのコロナ禍の中、ベトナム政府が打ち出したwith coronaの方針の基、非常に活気のある1年となりました。

空港では、出入国の際も検査等のコロナ規制が一切なくなり、観光客が増え、特に欧米の観光客が目立つようになりました。国内でも建設ラッシュが進み、経済的に余裕のある富裕層も徐々に増えてきている状況です。街では高級車に乗る若者の姿も度々みられ、これまでは外国人が主だったゴルフ場もベトナム人利用者が多くなってきています。ホーチミンに数多くある日本料理屋でも、リーズナブルなお店には現地駐在の日本人がよく入っている一方、高価格帯のお店にはベトナム人が目立つようになってきました。年が明けた2023年のテト休み(ベトナムの旧正月、毎年1月末)には、街中に飾り付けが行われ、多くの人が休暇を満喫している様子が伺えました。

2023年1月末(テト休み前)

以上の状況は、数値としても示されており、昨年末にベトナム統計総局が発表した、2022年の実質GDP成長率は前年比約8%、と1997年以来となる8%超えとなり、近年最も高い成長率となりました。

また、弊社ベトナム工場周辺では、県人会や出身大学毎の集まり、工業団地コンペなども開かれるようになってきました。
カドリールベトナムでも、22年7月に社員旅行、23年1月のテト休み前には社員の家族も参加し、3年ぶりの忘年会を開催しました。工場内の会場には、立派な舞台や多くの食事席が設けられ、社員それぞれが歌や踊りなどの出し物を披露し、私も含め社員一同非常に楽しい忘年会となりました。このようなイベント事は工場の運営には大変重要で、イベントの後は従業員の一体感や仕事へのモチベーションが目に見えて上がるのがわかります。また、職場選びの基準としても、給料の次に重要視される程、重要なポイントになっています。

2022年年末忘年会

その他、「縫製工場には縫製の神様がいる」と考えられていており、今年2023年の仕事始めには、豚の丸焼きのお供えをして、今年一年が充実した年となるように神様にお願いをします。

2023年仕事始めの様子

前述のとおり今回、ベトナムがコロナ禍からほぼ完全に元の生活に戻りつつあるということを紹介させていただきました。今後は経済の発展とともに、観光地としての魅力もさらに増していくと思いますので、是非、ベトナム及び弊社工場にお越しいただければと思います。

初回のコラム
【ベトナム編】第1回 ホーチミンの街は今… | カドリールニシダ (quadrille.co.jp)
前回のコラム
【ベトナム編】第2回 その後のホーチミンの街は… | カドリールニシダ (quadrille.co.jp)

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